ヤマト王権の古代学

ヤマト王権とは何か。

ヤマト王権の古代学

「おおやまと」の王から倭国の王へ

  • 坂 靖/著
  • A5判
  • 272頁
  • 2500円+税
  • ISBN 978-4-7877-2002-3
  • 2020.02.15発行
  • [ 在庫あり ]
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書評・紹介

紹介文

弥生時代に、奈良盆地でもっとも高い生産力をもった地域集団は、古墳時代に「おおやまと」古墳集団となって佐紀古墳集団をとり込み、ヤマトの支配を実現し、王権を確立した。そして、しだいにその支配領域を拡大し、5世紀に倭国の王となり、6世紀に王と有力氏族による権力の仕組みを完成させた。ヤマト王権の成立過程を考古学から探る。

目次

序 章 ヤマト王権とは何か
第1章 神武天皇と「闕史八代」
第2章 中国の史書にあらわれた倭国
第3章 倭国分立の時代のヤマト
第4章 邪馬台国の所在地
第5章 ヤマト王権の誕生
第6章 「おおやまと」の王墓
第7章 ヤマト王権と三角縁神獣鏡
第8章 ヤマト王権と有力地域集団
結 章 ヤマトの王から倭国の王へ

著者紹介

坂 靖(バン・ヤスシ)

1961年生まれ。同志社大学大学院文学研究科修了、博士(文化史学)。
現在、奈良県立橿原考古学研究所 企画学芸部長。
主な著作 『古墳時代の遺跡学─ヤマト王権の支配構造と埴輪文化』(雄山閣)、シリーズ「遺跡を学ぶ」079『葛城の王都 南郷遺跡群』(共著、新泉社) 、『蘇我氏の古代学―飛鳥の渡来人』(新泉社)、『ヤマト王権の古代学─「おおやまと」の王から倭国の王へ』(新泉社)、『倭国の古代学』(新泉社)。

関連書籍

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