ヤマト政権の一大勢力・佐紀古墳群

シリーズ「遺跡を学ぶ」93

ヤマト政権の一大勢力・佐紀古墳群

  • 今尾 文昭/著
  • A5判
  • 96頁
  • 1500円+税
  • ISBN 978-4-7877-1333-9
  • 2014発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

平城宮の北方に広がる佐紀丘陵に、数世代にわたって造営され続けた巨大な前方後円墳が並ぶ。巨大な古墳はすべて陵墓に治定され調査できないが、周辺の古墳を含めて一基ずつ丹念に探訪し、古墳時代前期から中期にかけて力を振ったヤマト政権内の一大勢力を追究する。

目次

第1章 奈良盆地北部の大古墳群
  1 佐紀古墳群の特性
  2 陵墓の“再発見”
  3 佐紀古墳群の分布

第2章 丘陵西側の古墳を歩く
  佐紀御陵山古墳/佐紀高塚古墳/マエ塚古墳/五社神古墳/佐紀石塚山古墳/西群東小支群

第3章 丘陵中央の古墳を歩く
  市庭古墳/神明野古墳

第4章 丘陵東側の古墳を歩く
  コナベ古墳/東群北小支群/ウワナベ古墳/東群南小支群/ヒシャゲ古墳

第5章 西の京丘陵の古墳を歩く
  宝来山古墳/兵庫山古墳ほか

第6章 佐紀古墳群の意味
  1 佐紀古墳群周辺の古墳時代集落
  2 佐紀古墳群の特性
  3 百舌鳥・古市古墳群の出現と佐紀古墳群

著者紹介

今尾 文昭(イマオ・フミアキ)

1955年、兵庫県生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業。博士(文学)。
奈良県立橿原考古学研究所調査課長を経て現在、関西大学非常勤講師、古代学研究会会員。
主な著作 シリーズ「遺跡を学ぶ」093『ヤマト政権の一大勢力 佐紀古墳群』『森浩一古代学をつなぐ』新泉社、『古代日本の陵墓と古墳1 古墳文化の成立と社会』『古代日本の陵墓と古墳2 律令期陵墓の成立と都城』青木書店、『天皇陵古墳を歩く』朝日新聞出版ほか多数。