「韓国文学セレクション」刊行開始!
2020年1月より、新シリーズ「韓国文学セレクション」(新泉社)の刊行を開始いたします。
近年、新しい世代による良質な韓国の文学作品が日本に多く紹介されるようになりました。
そのようななか、弊社で刊行を開始する「韓国文学セレクション」では、韓国の現代作家が新しい感性、新しい表現のスタイルで描いた、社会的な題材を主題とした作品を多く取り上げていきます。
戦争の傷跡、独裁政権下での人権蹂躙など、いまだ生乾きのまま韓国社会に横たわる重たい社会的なテーマや歴史的な問題に、新しい世代の作家たちが新しい感性で果敢に挑み、純文学からエンターテインメント性の強い物語まで、すぐれた作品を発表していることに触れていただければと願っています。
【第1次刊行ラインナップ】
◎2020年1月刊
キム・ヨンス『夜は歌う』(橋本智保訳)
https://www.shinsensha.com/books/2878/
◎2020年3月刊
イ・ジン『ギター・ブギー・シャッフル』(岡裕美訳)
https://www.shinsensha.com/books/3291/
◎2020年8月刊
イ・ギホ『舎弟たちの世界史』(小西直子訳)
https://www.shinsensha.com/books/3570/
◎2020年10月刊
キム・ヨンス『ぼくは幽霊作家です』(橋本智保訳)
弊社では2018年に、セウォル号の惨事で露わになった「社会の傾き」を前に韓国の現代作家、詩人、思想家たちが内省的に思索を重ねたエッセイ集『目の眩んだ者たちの国家』を刊行しました。
◎好評既刊
キム・エラン、キム・ヨンス、パク・ミンギュ、ファン・ジョンウンほか
『目の眩んだ者たちの国家』(矢島暁子訳)
https://www.shinsensha.com/books/1043/
本書で展開された作家たちの深く内省的に社会を見つめる視点を、文学作品を通してより普遍的にひろく取り上げていく「韓国文学セレクション」に、ぜひご期待ください。
また、2020年3月には、『語り継ぐ済州島四・三事件』(新幹社)などの著書のある、済州島出身の詩人ホ・ヨンソン(許榮善)の詩集も刊行いたします。
◎2020年3月刊
ホ・ヨンソン詩集『海女たち』(姜信子・趙倫子訳)
https://www.shinsensha.com/books/3307/
小説作品のみならず、韓国現代詩、詩人の魅力についても今後、積極的に紹介していく予定をしております。あわせてご期待ください。
*新刊の刊行予定、内容紹介などは弊社ウェブサイトで随時公開いたします。
*最新情報については、SNSでも適宜発信していきます。
・新泉社「韓国文学セレクション」twitter → https://twitter.com/kbook_shinsen