森は怪しいワンダーランド

森は怪しいワンダーランド

  • 田中 淳夫/著
  • 256頁
  • 1600円+税
  • ISBN 978-4-7877-1608-8
  • 2016発行
  • [ 在庫あり ]
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書評・紹介

  • 2016年11月27日「東京新聞/中日新聞」澤宮優=ノンフィクション作家評「文明を見通す探検記」
  • FMいのちの森出演
  • ブッククラブ回というSpiritual Bookstoreのニュースレターに紹介していただきました
  • 2016年10月16日読売新聞書評
  • 共同通信配信「福島民友」「京都新聞」「沖縄タイムス」「茨城新聞」「信濃毎日新聞」など2018年10月24~11月6日
  • グリーンパワー2017年3月1日

紹介文

精霊、怪獣、エセ科学……森には不思議な話がいっぱい!森オタク・田中淳夫が森で遭遇した抱腹絶倒の仰天体験談。
読めば、森を見る目が一変する!?

■小笠原の母島で謎のクレーター探検、ニューギニアの湖で怪獣探し、ソロモン諸島へ残留日本兵探し、小型カヌーで南洋の大海原を漂流、青木ヶ原樹海で遭った恐怖体験、生駒山で、すわ!遭難?など、川口浩探検隊(古い!)を彷彿とさせる田中淳夫の森での体験談の数々を収めました。その他、森林セラピーで血圧が上がる、パワースポットって何? など、森にまつわるエセ科学情報も痛快に笑い飛ばします。
これまで、森林ジャーナリストとして世界中の森に関する情報を、わかりやすく、時には科学的に紹介してきた田中の、森と関わり始めた原点から最近起こった話まで、全30編を収録。森オタク50年の田中ならではの「森の新しい楽しみ方!」が満載です。
読めば、森を見る目が一変する!

目次

第一部 森は不思議がいっぱい
・ソロモンの孤島で精霊に出会う
・幻の民“森のプナン”に会えた!
・ボルネオの空中スラムに居候する
・巨石文化の謎解きは天空にあり  他

第二部 遭難から見えてくる森の正体
・切り株の年輪から方位を読み取れ!
・人語の響く里山で遭難する
・幻の巨大クレーターにたどりつけ 他

第三部 森を巡る科学とトンデモ話の間
・東奔西走、世界の森に火をつける
・パワースポットは誰がつくる?
・月の魔力は樹木も変身させる
・「本物の植生」はどこにある 他

著者紹介

田中 淳夫(タナカ・アツオ)

1959年大阪生まれ。静岡大学農学部を卒業後、出版社、新聞社等を経て、フリーの森林ジャーナリストに。森と人の関係をテーマに執筆活動を続けている。主な著作に『山林王』『虚構の森』『絶望の林業』『森は怪しいワンダーランド』(新泉社)、『獣害列島 増えすぎた日本の野生動物たち』 (イースト新書)、『森林異変』『森と日本人の1500年』(平凡社新書)、『樹木葬という選択』『鹿と日本人―野生との共生1000年の知恵』(築地書館)、『ゴルフ場に自然はあるか? つくられた「里山」の真実』(ごきげんビジネス出版・電子書籍)など多数。ほかに監訳書『フィンランド 虚像の森』(新泉社)がある。

関連書籍

  • フィンランド 虚像の森
  • 虚構の森
  • 絶望の林業
  • 山林王