新刊
稲作が始まった頃、どんな暮らしをしていたか
シリーズ「遺跡を学ぶ」166
南関東・弥生時代のムラの姿 大塚・歳勝土遺跡
- A5判
- 96頁
- 1700円+税
- ISBN 978-4-7877-2336-9
- 2024.07.01発行
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紹介文
横浜市北部に位置する大塚・歳勝土遺跡は、集落の全体像がわかる稀有な事例である。ニュータウン建設の最中にみつかり、部分的に保存のかなったこの遺跡は、規模も出土品もごく〝ふつう〟のムラであった。その姿とは。あわせて、横浜市域の開発と遺跡調査の歴史もふり返る。
目次
プロローグ 大塚・歳勝土遺跡とは
第1章 環濠集落・大塚遺跡
1 ムラの立地と大きさ
2 ムラがあった時代
3 ムラのかたち
4 ムラに住んだ人びと
第2章 墓域・歳勝土遺跡
1 方形周溝墓とはなにか
2 歳勝土遺跡の方形周溝墓
3 歳勝土遺跡と大塚遺跡
第3章 弥生集落の研究へ
1 鶴見川・早渕川流域の弥生時代遺跡
2 集落をめぐる議論
3 稲作をめぐる問題
第4章 発掘から保存まで
1 戦後横浜の考古学
2 港北ニュータウン遺跡群の調査
3 大塚・歳勝土遺跡を残す
出版社からのコメント
横浜市営地下鉄「センター北」駅から歩いて約5分。現地は遺跡公園になり、隣接する横浜市歴史博物館でくわしい解説があります。