奴国の王都 須玖遺跡群

シリーズ「遺跡を学ぶ」163

奴国の王都 須玖遺跡群

  • 井上 義也/著
  • A5判
  • 96頁
  • 1700円+税
  • ISBN 978-4-7877-2333-8
  • 2024.01.05発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

漢の皇帝に「漢委奴国王」の金印を授けられた王が君臨し、邪馬台国とともに『魏志』倭人伝に大国として記された奴国。多くの国が乱立するなか、かの地の人びとはなぜ大国を築けたのか。福岡平野を望む丘陵上に残された王都・須玖遺跡群から、その繁栄の実態と理由をさぐる。

目次

第1章 奴国の王都
1 奴国と須玖遺跡群
2 王都・須玖遺跡群

第2章 須玖岡本王墓と王族墓
1 王墓の発見
2 王族墓を掘る
3 後期の王墓は存在するか

第3章 奴国の王宮にせまる
1 王宮はどこに
2 最有力候補の遺跡

第4章 弥生時代のテクノポリス
1 圧倒的規模の青銅器生産
2 最古級の青銅器生産遺跡
3 奴国の官営工房
4 青銅器生産の復元と謎
5 ガラス玉の生産
6 鉄器の生産

第5章 これからの須玖遺跡群

出版社からのコメント

弥生時代のテクノポリスといわれる奴国の王都の遺跡が登場です。

著者紹介

井上 義也(イノウエ・ヨシナリ)

1973年、福岡県糟屋郡生まれ。
別府大学文学部卒業、福岡大学大学院修了。現在、春日市協働推進部文化財課(奴国の丘歴史資料館)勤務。
主な著書 「朝倉東部の中期の埴輪工人─ハケメの分析を中心に─」『古墳文化基礎論集』(古墳文化基礎論集刊行会、2021)、「福岡県春日市赤井手遺跡の青銅器生産」『遺跡学研究の地平』(吉留秀敏氏追悼論文集刊行会、2020)、「福岡県における埴輪の配置 後期を中心に」『福岡大学考古学論集3』(福岡大学考古学研究室、2020)、「福岡平野の弥生時代青銅器生産の開始期─須玖遺跡群を中心に─」『福岡大学考古学論集2』(福岡大学考古学研究室、2013)

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