律令国家の対蝦夷政策 相馬の製鉄遺跡群 〔改訂版〕

古代東北史に欠かせない遺跡!

シリーズ「遺跡を学ぶ」21

律令国家の対蝦夷政策 相馬の製鉄遺跡群 〔改訂版〕

  • 飯村 均/著
  • A5判
  • 96頁
  • 1700円+税
  • ISBN 978-4-7877-2241-6
  • 2023.09.25発行
  • [ 在庫あり ]
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書評・紹介

紹介文

7世紀後半から9世紀にかけ、律令国家は蝦夷の激しい抵抗を受けながらも、東北支配を拡大していった。それを支えたのが国府多賀城の後背地、福島県相馬地方の鉄生産である。大量の武器・農耕具・仏具を供給するために推進された古代製鉄の全貌を明らかにする。

目次

第1章 真金吹く郷
1 古代の鉄づくり
2 姿をあらわした製鉄遺跡群
3 律令国家と製鉄遺跡群第2章 木炭窯を掘る
1 木炭窯の種類
2 木炭窯の展開第3章 製鉄炉を掘る
1 箱形炉
2 竪形炉
3 「踏みふいご」付設の箱形炉
4 製鉄炉の展開第4章 製鉄経営の解明
1 製鉄技術はどこからきたのか
2 何がつくられたのか
3 指導者の墓と管理施設
4 国府多賀城とのかかわり第5章 律令国家の対蝦夷政策
1 蝦夷の反乱と行方軍団
2 郡司層による生産体制の整備
3 鉄生産の広がりと環境破壊

第6章 その後の製鉄遺跡

出版社からのコメント

東北の古代史を明らかにするうえで、欠くことのできない遺跡群! 古代の製鉄は、どのようにおこなわれていたのでしょうか。

著者紹介

飯村 均(イイムラ・ヒトシ)

1960年生まれ。学習院大学法学部政治学科卒業。
元(公財)福島県文化振興財団福島県文化センター副館長。
主な著作 『図解・日本の中世遺跡』(共編著、東京大学出版会)、『鎌倉・室町時代の奥州』(共編著、高志書院)、『中世奥羽のムラとマチ 考古学が描く列島史』(東京大学出版会)、『歴史考古学を知る事典』(共著、東京堂出版)、『中世奥羽の考古学』(高志書院)、『東北の名城を歩く』(共編著、吉川弘文館)

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