琉球王国の象徴 首里城

2019年に復元正殿などが焼失した首里城の姿をカラー写真で解説。

シリーズ「遺跡を学ぶ」145

琉球王国の象徴 首里城

  • 當眞 嗣一/著
  • A5判
  • 96頁
  • 1600円+税
  • ISBN 978-4-7877-2035-1
  • 2020.03.30発行
  • [ 在庫あり ]

書評・紹介

紹介文

琉球王国の政治・経済・文化の中心的役割をはたしてきた城、首里城。戦後、沖縄戦で破壊された正殿の復元が叫ばれるなか、その真の姿を発掘調査によって追究してきた著者が、沖縄を代表するグスクとしての首里城の特色と出土した貿易陶磁器、武器・武具、装飾品などを解説する。

目次

第1章 首里城をとり戻せ
1 沖縄戦と首里城
2 首里城を復元せよ
3 よみがえる首里城
第2章 グスクの時代
1 先史時代の琉球
2 グスクの誕生
3 大交易時代
4 グスク時代の発展
5 三国分立から統一へ
第3章 琉球王国の象徴・首里城
1 首里城を鳥瞰する
2 復元整備に伴う正殿の発掘
3 王国の遺物たち
4 北殿と南殿
5 京の内
6 精巧優美な石垣
第4章 琉球王国の終焉と首里城
1 琉球王国の終焉
2 世界遺産になった首里城跡
3 焼失とこれから

出版社からのコメント

戦後、首里城跡発掘調査の道筋をつくった著者が、復元首里城および出土品のカラー写真を用いて、首里城とは何かをわかりやすく解説します。

著者紹介

當眞 嗣一(トウマ・シイチ)

1944年、沖縄県西原町生まれ。
琉球大学法文学部史学科卒業。
沖縄県教育庁文化課課長、沖縄県立博物館長、沖縄考古学会会長などを歴任、現在、グスク研究所主宰。
おもな著書 『琉球グスク研究』『沖縄近・現代の考古学』琉球書房、『沖縄の城ものがたり』共著・むぎ社、『考古資料より見た沖縄の鉄器文化』沖縄県立博物館、「沖縄から発信する戦跡考古学」『歴史評論』615ほか。

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