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メディア2024.01.12

『誰のための熱帯林保全か』の書評が「環境社会学研究」に掲載されました

「環境社会学研究」29号(2023年12月)に、笹岡正俊・藤原敬大編『誰のための熱帯林保全か——現場から考えるこれからの「熱帯林ガバナンス」』の書評が掲載されました。

寺田良一氏評
〈本書の重要な問題提起は、ESG投資や「エシカル消費」の趨勢が強まるなか、……途上国の生態系や生産者の暮らしを守ることをめざした「環境ガバナンス」システムが、かえってそれらを破壊するメカニズムとなっているというパラドクスである。〉

丹念な実地調査を経て著わされた本書は、日ごろから大量に消費しながら思いいたす機会のないパーム油、コピー用紙などの来歴と、その深刻な現状に気づく機会を与えてくれる好著である。〉