『災害〈後〉を生きる』の書評が「仏教タイムス」に掲載されました
「仏教タイムス」2023年5月18日号に、『災害〈後〉を生きる』(李善姫・高倉浩樹編)の書評が掲載されました。
〈第一章は地方自治体における慰霊・追悼行事について考察する。甚大な被害を受けた沿岸部自治体の多くが「百箇日」にあたる6月18日や翌19日に慰霊祭を営み、……〉
〈第二章「非合理と慰霊」は犠牲となった児童生徒への卒業証書授与の実態調査を通して「慰霊」の意義を深める。卒業証書授与の理由の多くに「死亡した児童生徒への慰霊が優先的に考慮されたこと」が見える。生者にとって死者はどんな存在なのか。……〉
〈第八章では結婚移住女性たちを取りあげる。震災前、東北地方に暮らすエスニック・マイノリティは不可視の存在で、……名前を日本名にする場合も多く、領事館や自治体が安否確認をする妨げになったという。……〉
〈……人口減少が進む一方で、被災地の滞在外国人数は増加している。「日本社会が外国人を『市民』として帰属させるのか、『市民』から排除するのか。災害後を生きる社会の重要な課題を提起する。〉
「仏教タイムス」5/18号に『災害〈後〉を生きる』(李善姫・高倉浩樹編)の書評が掲載されました。https://t.co/Gz8ySOxEhx
〈第一章は地方自治体における慰霊・追悼行事について考察する。甚大な被害を受けた沿岸部自治体の多くが「百箇日」にあたる6月18日や翌19日に慰霊祭を営み、……〉
— 新泉社 (@shinsensha) May 23, 2023
〈第二章「非合理と慰霊」は犠牲となった児童生徒への卒業証書授与の実態調査を通して「慰霊」の意義を深める。卒業証書授与の理由の多くに「死亡した児童生徒への慰霊が優先的に考慮されたこと」が見える。生者にとって死者はどんな存在なのか〉
『災害〈後〉を生きる』書評
「仏教タイムス」5/18号 pic.twitter.com/f6dJ0Unepm— 新泉社 (@shinsensha) May 23, 2023