メディア2022.03.31
『最期に見る夢』の書評が「図書新聞」に掲載されました
『最期に見る夢』(クリストファー・カー著、島田啓介訳)の書評が「図書新聞」(2022年4月2日号)に掲載されました。
坂井さゆり氏評(新潟大学大学院保健学研究科教授)
《私は、本書を読み進める中で、登場する患者一人ひとりの夢とヴィジョンの語りを契機に、それぞれの人生史において葛藤し続けた苦悩に引き込まれるような体験をし、時に涙した》
《医療者が、終末期の患者が語る夢やヴィジョンを共通の話題として、それらを真剣に理解しようとする姿勢をもつ。そこに、バラバラになった人生の全体性を取り戻し、癒しにつながる終末期ケアの本質があることを、本書は教えてくれた。》