韓国文学セレクション『きみは知らない』の書評が「朝日新聞」に掲載されました(江南亜美子氏評)
2021年6月12日付「朝日新聞」読書面に、韓国文学セレクション『きみは知らない』(チョン・イヒョン作、橋本智保訳)の書評が掲載されました。
評者は書評家の江南亜美子さんです。
◎「きみは知らない」書評 家族それぞれが隠している領域
評者:江南亜美子/朝⽇新聞掲載:2021年6月12日
https://book.asahi.com/article/14370858
《本作は、謎解き以外の動力でも物語を推進させる。それは、人には家族間でも侵犯できない隠された領域があり、この一家の場合は何かというものだ。》
《「人間の内部にはきっといくつかの空間がある」。各人に巣くう孤独感と他者理解への諦めが、精緻かつスリリングに描かれていく。能力主義社会で生きる疲弊感も透けて見える。》
《終盤の展開に、この著者らしい、人間存在へのぎりぎりの肯定感が読み取れる。家族の概念を問い直す、真摯な一冊だ。》
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https://www.shinsensha.com/books/3981/
「人間の内部にはきっといくつかの空間がある」。各人に巣くう孤独感と他者理解への諦めが、精緻(せいち)かつスリリングに描かれていく。(江南亜美子さん評)
(書評)『きみは知らない』 チョン・イヒョン〈著〉:朝日新聞デジタル https://t.co/bfP9EA3ApU— 朝日新聞読書面 (@asahi_book) June 12, 2021
「きみは知らない」書評 家族それぞれが隠している領域https://t.co/k0HhDBGZUi
— 好書好日(こうしょこうじつ) (@BOOK_asahi_com) June 11, 2021
今日6/12の朝日新聞に、チョン・イヒョン『きみは知らない』橋本智保訳の書評が掲載されました!
評者は江南亜美子さんです。《終盤の展開に、この著者らしい、人間存在へのぎりぎの肯定感が読み取れる。家族の概念を問い直す、真摯な一冊だ。》
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— 新泉社「韓国文学セレクション」 (@kbook_shinsen) June 11, 2021
6/12の朝日新聞に、韓国文学セレクション『きみは知らない』チョン・イヒョン作の書評が掲載されました。
評者は江南亜美子さん。《終盤の展開に、この著者らしい、人間存在へのぎりぎりの肯定感が読み取れる。家族の概念を問い直す、真摯な一冊だ。》
書評全文はこちら。https://t.co/uuZbf0Q8wH pic.twitter.com/UDzQYR16si
— 新泉社 (@shinsensha) June 12, 2021