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イベント・フェア2020.09.09

長谷川晴生×佐藤公紀「ドイツの新右翼と現代日本 ―反「ポリコレ」、優生思想、ドイツ「右からの68年」から考える」/フォルカー・ヴァイス著『ドイツの新右翼』『エリートたちの反撃』(新泉社)刊行記念オンライントークイベント

長谷川晴生×佐藤公紀オンライントークイベント

「ドイツの新右翼と現代日本―反「ポリコレ」、優生思想、ドイツ「右からの68年」から考える」
フォルカー・ヴァイス著『ドイツの新右翼』『エリートたちの反撃』(新泉社)刊行記念

2020年9月19日(土)19時~21時

 

 

出演=佐藤公紀(明治大学法学部専任講師)、長谷川晴生(東京理科大学非常勤講師)

参加費=500円
参加方法=Zoom(Zoomミーティング入場用の URL とパスワードは、当日18時30分に Peatix 経由でご連絡いたします)
主催=新泉社
申し込み=https://doitsunoshinuyoku01.peatix.com

コロナ禍のなか、世界政治は独裁化への道を進むという意見も見られます。
世界中でコロナ対策と称して政治が統制を強めていることに対して、それを利用して勢力拡大を狙っているのが、新右翼です。
たとえば、ドイツでは8月29日に「政府のコロナ対策に対する抗議デモ」がAfDを中心に行われました。
トランプも反マスク思想で、社会の分断を煽っています。
そして日本でも……。

ポピュリズムが席巻し、「自虐史観」に対して修正を試みる右派勢力が支持を伸ばし、コロナ禍では難民・移民に対して、ますます風当たりが強くなり、公然とヘイトスピーチが行われています。優生思想も根強く残っています。
とはいえこうした状況は、なにも今に始まったことではありません。ヴァイスの著作でも触れられている通り、ドイツ人の中にも優生思想が根強く残っています。そして、リベラルな戦後体制を「既得権益」として嫌うエリートと大衆の欲望が一致した結果、新右翼が台頭しています。

ドイツと日本の状況で、共通している部分は何か。
反「ポリコレ」、優性思想、68年、自虐史観をキーワードに、ヴァイスの2冊の著書を翻訳したドイツ近現代史、ドイツ文学・思想史の気鋭の論客が、大いに語り合います。

出演者
佐藤公紀(サトウ・キミノリ)
1978年生まれ。専門は近現代史、現代ドイツ政治。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。訳書にフォルカー・ヴァイス『エリートたちの反撃』(新泉社、2020年)、共訳にヴォルフガング・ソフスキー『安全の原理』(法政大学出版局、2013年)。

長谷川晴生(ハセガワ・ハルオ)
1984年生まれ。専門はドイツ文学、思想史。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。共著に『共感覚から見えるもの』(勉誠出版、2016年)、訳書にフォルカー・ヴァイス『ドイツの新右翼』(新泉社、2019年)、共訳にギュンター・フィガール『問いと答え―ハイデガーについて』(法政大学出版局、2017年)。