For the Children

For the Children

子どもたちのために

  • ゲーリー・スナイダー/著
  • 高野 建三/写真
  • 山里 勝己/編訳
  • A5判
  • 144頁
  • 1800円+税
  • ISBN 978-4-7877-1381-0
  • 2013発行
  • [ 在庫あり ]
  • 野草社/発行
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紹介文

アメリカのビート・ジェネレーションの代表的詩人の一人であるゲーリー・スナイダーは、ヨセミテ国立公園のあるセエラネバダ山麓で森の生活を実践している。彼の代表的な詩とエッセイ、そして写真家・高野建三による森の暮らしをとらえた貴重な写真を収録したゲーリー・ブック。

目次

1 シエラの森から
キットキットディジー/再定住者/野生の七面鳥に囲まれて/58年型ウィリス・ピックアップを修理する/建物/浸透性の世界

2 日本の森から
夜明けの原爆/アメリカ先住民、禅、部族/4月、平野の北の縁、多摩川の岸辺で/味わいの歌/『惑星の未来を創造する者たちへ』序文/カササギの歌/原子力エネルギー

3 次の世紀
子どもたちのために/この土地で起こったこと/林床を這う/森を焼く/カリフォルニア平原の川

4 私とゲーリー・スナイダー
ゲーリーさんに教えられたこと●宮内勝典
地球に生かされていることを楽しみながら●長沢哲夫

なぜ、いま、ゲーリー・スナイダーか●山里勝己

著者紹介

ゲーリー・スナイダー(Gary Snyder)

1930年、サンフランシスコ生まれ。リード・カレッジで文学、人類学を専攻。インディアナ大学大学院で言語学を専攻するも、1学期で退学。カリフォルニア大学のバークレー校で日本語と中国語を学ぶ。50年代中頃、ビート世代の代表的存在となる。56年から68年まで日本に滞在、禅の修行を行なう。帰国後、エコロジカルな生活を実践しつつ、カリフォルニア大学教授、文筆活動、ポエトリー・リーディング、環境保護など多彩な活動を展開。アメリカを代表する詩人で、ピュリッツアー賞、ボリンゲン賞などを受賞。

高野 建三(タカノ・ケンゾウ)

1938年、東京生まれ。建築写真やコマーシャル撮影のかたわら、アウトドアの世界を撮り続けた。フライフィッシングとアウトドア写真の草分けとして知られ、月刊雑誌などに数多くの写真を発表してきた。日本写真家協会会員。2012年8月逝去。

山里 勝己(ヤマザト・カツノリ)

1949年沖縄生まれ。カリフォルニア大学大学院博士課程修了、アメリカ文学専攻、Ph.D.名桜大学教授、琉球大学名誉教授。2001年~2004年、ASLE‐Japan/日本・文学環境学会代表を務める。