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半世紀前まで「現人神」であった天皇の名において第二次世界大戦は戦われ、多大の犠牲が払われた。新憲法はこの戦争責任を不問にして「象徴天皇制」を確立した。新憲法制定五十周年にあたり、今後の天皇制のあり方を検討するため歴史的推移をふまえた資料を提供する。
1927年、東京生まれ。1951年、東京大学法学部政治学科卒業。東京都立江戸川高校社会科教諭をはじめとして高校教師を勤め、1982年都立大学附属高校教頭にて退職。以後、執筆活動にいそしむ。2014年没。主な著書 『天皇家と卑弥呼の系図』『ヤマト国家成立の秘密』『ヤマト国家は渡来王朝』『伽耶は日本のルーツ』『幻の四世紀の謎を解く』『出雲神話の謎を解く』『アジア史の中のヤマト民族』(以上、新泉社)ほか多数。