書店員の仕事
- 四六判上製
- 320頁
- 1900円+税
- ISBN 978-4-7877-1700-9
- 2017.04.15発行
- [ 在庫あり ]
- NR出版会/発行
- 書店サイトへ
書評・紹介
- 柴野京子氏評「素直なまでのリアリティ」(「週刊読書人」2017年6月16日号)
- 「沖縄タイムス」2017年4月22日、ほか全国各紙(共同通信配信)
- 楫一子氏評「書店員の記憶、経験、直感を駆使した売場がリアル書店の魅力を生み出す」(「図書新聞」2017年8月5日号)
- 「サンデー毎日」2017年7月16日号
- 「読売新聞」2017年6月20日夕刊
- 「聖教新聞」2017年7月22日
- 「新聞の新聞」2017年6月14日号
- 「全国書店新聞」2017年6月1日号
紹介文
書店とはどういう空間なのか。
書店員とはどういう仕事なのかーー。
真摯に本に向き合い、読者に向き合い続ける59人の店頭からの声。
目次
序 「書店員の仕事」とNR出版会…………安喜健人(新泉社)
I 書店の店頭から 2009-2010
等身大の街の書店として…………今井滋夫さん
書店現場の未来像を考える…………古田一晴さん
祝 NR出版会四〇周年!…………平野義昌さん
ツワモノ読者と向かい合う仕事…………相馬俊幸さん
人文担当者はこだわるのです。…………吉村教子さん
フェアの発想力〈上〉…………田中 茂さん
フェアの発想力〈下〉…………田中 茂さん
書店員の目利き…………佐野 衛さん
仕事をしていてよかったと思えるように…………山森 悟さん
アジア文庫と大野さんのこと…………高二三(新幹社)
II 書店員の仕事 第一期 2010-2013
書店員へのエール…………片岡 真さん
最近の本屋はつまらなくなった。…………甲斐 裕さん
日本のトレンドを台湾で…………石堂 聡さん
社会やお客様が求める棚づくりを…………堀内徳之さん
海外の店舗でお客様に提供できるもの…………高原博臣さん
今日もアナログ注文…………市岡陽子さん
微力でも砂金探しを続けたい…………佐藤耕史さん
試行錯誤の日々…………鈴木慎二さん
お客様と対話する棚づくりを目指して…………奥村友彦さん
書店員よ、もっと楽しもう。…………芝 健太郎さん
本の並べ方に正解はないけれど…………伊藤美子さん
街の本屋の醍醐味…………岩楯幸雄さん
街場の本屋であるのだから…………久禮亮太さん
閉店作業を終えて…………樽井恭子さん
生まれたときから本屋だった…………大塚真祐子さん
「ワクワク」を基準に仕事を…………神矢真由美さん
大学で本を売るということ…………杉本舞子さん
この一冊を売るために…………疋田直己さん
書店でしか味わえない「体験」を演出する…………井谷晋弥さん
「本屋の灯」を消すにあたりまして…………平野義昌さん
III 書店員の仕事 第二期 2014-2017
本を売る仕事は今も楽しい…………森本 革さん
書店員さんへのラブレター…………平野義昌さん
設立四五年、模索舎の可能性への思いがあるから…………榎本智至さん
非効率的でも、アナログでも…………楫 一子さん
変化の中で考えなくてはならないこと…………幸 恵子さん
棚に接する日々が楽しく、幸せでもある…………佐藤丈宗さん
若い書店人たち、負けないでください。…………清水 簡さん
語らずして学ばせてくれた後ろ姿を引き継いで…………北村愛理咲さん
私たちは本を通して人と人をつなぐ仕事をしていた。…………平野義昌さん
小さな法律書書店の楽しみ…………人見泰司さん
リアル書店だからこその「ご縁」を求めて…………今川絵里さん
これまで支えてくださった方々への恩返しを…………山下真由さん
書店のない島で、心待ちにしている人たちのために…………宮里ゆり子さん
熊本の地で書店員であるということ…………児玉真也さん
ほかの店と同じような品揃えではつまらない…………飯生浩一さん
これからの未来に本屋は存在する…………山本千紘さん
IV 東日本大震災特別篇 2011-2017
震災特別編 被災地の本屋のみなさんに…………平野義昌さん
震災特別編 私は「原発反対の棚」を続けます。…………伊藤美保子さん
特別編 東北発 「いつものカシブ」でがんばります。…………鈴木順子さん
特別編 東北発 忘れないでいよう、と思ったこと…………五十嵐のり子さん
特別編 東北発 本を必要としてくれる人たちがいるかぎり…………小早川美希さん
特別編 東北発 お客様との何気ないやりとりのなかで…………菅原聡子さん
震災から一年を前に 東日本大震災と本と海文堂書店…………平野義昌さん
震災から一年を前に カシブスタッフは今日も行くぞ。…………鈴木順子さん
特別編 東北発 再オープンにこぎつけたい一心で…………小池秀仁さん
特別編 東北発 それぞれの日常に、本ができること…………笘米地 淳さん
特別編 東北発 これからも「町の書店」として…………栗澤順一さん
震災から二年をむかえて 本の力、本屋の使命…………中村有希さん
震災から二年をむかえて いわき市でともに生きる…………鈴木順子さん
震災から二年をむかえて この街で、本を届けるということ…………佐藤純子さん
震災から二年をむかえて 「忘れないため」と「忘れるため」…………横矢浩司さん
震災から二年をむかえて 震災とともに歩む…………岡田州平さん
震災から三年をむかえて 「何がお客様に必要か」を考え続ける…………高木 徹さん
震災から三年をむかえて 天職としての本屋〈上〉…………大内一俊さん
震災から三年をむかえて 天職としての本屋〈下〉…………大内一俊さん
震災から四年をむかえて いわき市の今を見つめて…………鈴木順子さん
震災から四年をむかえて 忘れていないという思いを伝える棚に…………菅原聡子さん
震災から四年をむかえて 同情でもなく、頑張れでもなく〈上〉…………熊坂敏光さん
震災から四年をむかえて 同情でもなく、頑張れでもなく〈下〉…………熊坂敏光さん
震災から五年をむかえて 街の文化の一端を担う書店として〈上〉…………児玉由美子さん
震災から五年をむかえて 街の文化の一端を担う書店として〈下〉…………児玉由美子さん
震災から五年をむかえて 今日もいわき市は元気です。…………鈴木順子さん
震災から五年をむかえて 明日も苦労と喜びを共にしてきた店で…………野瀬美由紀さん
震災から五年をむかえて この場所はいつまで特別なのか…………吉田政弘さん
震災から六年をむかえて 変わらずにあり続けてくれたもの…………鈴木順子さん
結 みなさんとのやりとりを振り返って…………天摩くらら(NR出版会事務局)