渡良瀬川 〔新版〕
足尾鉱毒事件の記録・田中正造伝
- 四六判上製
- 352頁
- 2500円+税
- ISBN 978-4-7877-1313-1
- 2013発行
- [ 在庫あり ]
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紹介文
金子光晴の実弟・大鹿卓が、田中正造の生涯をよみがえらせた不朽の名作、復刊。
日本の公害の原点である足尾銅山鉱毒事件の記録小説。続篇の『谷中村事件』(解題:石牟礼道子氏)とともに、田中正造の書簡、日記などの原史料を渉猟し、その先駆的たたかいを再現する。
◎解説:宇井純氏
「足尾の鉱毒事件は、多くの面で日本の公害の原点としての性格をもっている。この重要性が不当に長く忘れられて来たことは否定できない。現在我々が直面している問題のほとんどすべては足尾の時にすでに存在した。」
目次
第一篇
第二篇
第三篇
解 題 時間の深淵を越えて 宇井純
田中正造略年譜