大卒無業女性の憂鬱
彼女たちの働かない・働けない理由
- 四六判
- 240頁
- 2000円+税
- ISBN 978-4-7877-1612-5
- 2017発行
- [ 在庫あり ]
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書評・紹介
- 2017年2月26日「日経新聞」書評欄で紹介されました
- 白河桃子評(「サンデー毎日」2018年4月16日号)
- 斎藤美奈子評(「週刊朝日」2018年5月19日号)
- 『現代ビジネス』オンラインで紹介されました
紹介文
これまで見過ごされてきた大卒無業女性の問題は、貧困問題に直結し、抜き差しならない段階まで来ている。女性を取り巻く労働環境の実態を明らかにし、大卒無業女性への支援やケアを提言する。
■これまで「家事手伝い」「結婚すれば問題ない」と見過ごされてきた大卒未婚無業女性。大卒無業女性の問題は、貧困問題に直結し、抜き差しならない段階まで来ている。
そもそも高等教育を受けた恵まれた立場であるはずの大卒の女性たちが、なぜ働かないのだろうか。
働く女性の6割近くが非正規職という厳しい現状もふまえ、女性を取り巻く労働環境の実態を明らかにし、大卒無業女性への支援やケアを提言する。
目次
序 章 1億総活躍のかげで――無業の女性たち
第1章 1億総活躍時代の女性の状況
第2章 未婚無業の女性
第3章 大卒未婚無業の女性たちのそれぞれ
第4章 女子大生の夢と現実
第5章 既婚子持ち女性の再就職への壁
第6章 大卒無業女性と社会の未来
おわりに
出版社からのコメント
一度も働いたことのない、40代の娘と一緒に、役所の相談に来る老親が少なくない。……横浜市の副市長だったときの著者のそんな経験から、この企画が生まれました。女性の貧困はこれからの大きな社会問題です。