シリーズ 時代を考える
世界の見方、個の選択
- A5判
- 142頁
- 1200円+税
- ISBN 978-4-7877-1211-0
- 2012発行
- [ 品切中 ]
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紹介文
「アラブの春」にみられる緊迫した中東情勢、オランダを事例としての安楽死法をめぐる問題などから、混迷する現代世界の「見方」と未来への個の「選択」を模索する。
目次
1〈講演〉激動する中東情勢を読み解く 高橋和夫
新しい時代を象徴するメディア、ユーチューブ
アメリカによるビンラーディン殺害作戦
ビンラーディン殺害とアフガニスタンからの撤退
パキスタンという国
「アラブの春」の意味するもの
「アラブの春」は広がるのか
日本は何をするべきか
【学生との対話】
2〈講演〉安楽死を問う 三井美奈
安らかな最期を迎えたいという願い
安楽死をめぐる議論
オランダの安楽死に関する法律
オランダの安楽死の実際
オランダの安楽死議論の歴史と背景
安楽死を認めるため、社会に必要なこと
安楽死合法化について各国の反応
日本社会と安楽死
【学生との対話】
3〈寄稿〉ベルギー政治危機からデモクラシーを考える 松尾秀哉
ベルギーの政治危機
多民族国家の「合意型デモクラシー」
フランドルとワロンの対立の背景
民族対立の裏に隠された「自由」対「平等」の対立
合意型デモクラシーの限界
4〈寄稿〉安楽死と「自分の存在」 森分大輔
自分の存在
「自分のもの」という思考
個人の繋がり