グローバル社会を歩く3
たちあがる言語・ナワト語
エルサルバドルにおける言語復興運動
- A5判
- 224頁
- 1000円+税
- ISBN 978-4-7877-1208-0
- 2012発行
- [ 在庫僅少 ]
- グローバル社会を歩く研究会/発行
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紹介文
1524年にスペイン人がエルサルバルを占領した時点では、最も広く定住していた先住民族であるピピル人の言語「ナワト語」。植民地時代からのスペイン人による支配や弾圧などの結果、今ではその話者は200人に満たず、絶滅の危機に瀕している言語だといわれる。2003年から始まったナワト語復興プロジェクトの取り組みを紹介しながら、エルサルバドルの歴史と先住民社会の現在と未来を見つめる。
目次
第1部 ナワト語への旅(マリア・カステジャノス)
第1章 エルサルバドルにおけるナワト語を復興させるための取り組み
1.1 エルサルバドルの歴史とナワト語の衰退
1.2 ナワト語に関する調査・プロジェクト
1.3 ナワト語復興プロジェクト
第2章 ナワト語への旅 ~現地調査~
第2部 解説
・植民地時代のナワ系言語:多言語社会におけるリンガ・フランカ(敦賀公子)
・生まれたての言語:「危機に瀕する言語」とは何か(佐野直子)