クルディスタンを訪ねて
トルコに暮らす国なき民
- A5判変型上製
- 312頁
- 2300円+税
- ISBN 978-4-7877-0300-2
- 2003.03.15発行
- [ 在庫あり ]
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書評・紹介
紹介文
「世界最大の国なき民」といわれるクルド民族。
国境で分断された地、クルディスタンをくり返し訪ねる写真家が、民族の背負う苦難の現実と、一人ひとりが生きる等身大の姿を文章と写真で綴った出色のルポルタージュ。
推薦:大石芳野氏
鎌田慧氏、池澤夏樹氏、川本三郎氏ほか各紙誌で絶賛の書評。
著者コメント「クルド人のまちを訪ねて」
http://www.nrpp.sakura.ne.jp/yomimono3.html
目次
◎プロローグ
はじめてのクルド人のまち--ドウバヤズット
◎ I 行き先は「クルド」
行き着いたまち--メルシン
ネブロスの炎--ディヤルバクル
摘まれ続けてきた芽--アンカラ
引き寄せられた場所--非常事態令下のまち
「最悪」と呼ばれるまちを離れて--メルシン
◎ II 時をかけて
クルド人であること、トルコ国民であること--イスタンブール
素顔のクルディスタン--ドウバヤズット
はた迷惑な訪問者--軍の検問
◎ III 彼らの居場所
国境線の向こうへ--ハッサケ
水に沈む遺跡と生き残った村--バトマン周辺
アレヴィー教徒のまち--トゥンジェリ、ピュトゥルゲ
何が正しくて何が間違いなのか--ハッカリ
◎ IV 私のなかのクルディスタン
みちのり--バスの車中
皆既日食--ジズレ
愛しい人々--シュルナック
罪悪感と試練--イスタンブール