文字で残されなかったアイヌの歴史がみえてくる!
つながるアイヌ考古学
- A5判
- 208頁
- 2500円+税
- ISBN 978-4-7877-2316-1
- 2023.12.15発行
- [ 在庫あり ]
- 書店サイトへ
書評・紹介
紹介文
大陸、サハリン、日本列島…文化の交差点で生きた人々の選択とは?
古代の北海道では、縄文文化の流れをくむ擦文文化やオホーツク海沿岸の文化が展開していた。12世紀以降、そこに本州のヤマト文化、さらに大陸北方民族の文化が合わさることで生まれたアイヌ文化。その実像にせまる!
目次
第1章 アイヌ文化へのまなざし
1 アイヌ文化を取り巻く現状
2 アイヌ文化・日本(ヤマト)文化・琉球文化
第2章 アイヌ研究の歴史
1 中世・近世の和人からみたエゾ像
2 植民地研究としてのアイヌ考古学
3 先史考古学とアイヌ考古学
4 アイヌ史と考古学
5 中近世考古学とアイヌ研究
第3章 アイヌ文化成立前の北海道―アイヌ文化前史―
1 北海道の旧石器文化・縄文文化・続縄文文化
2 オホーツク文化とアイヌ文化
3 擦文文化とアイヌ文化
第4章 アイヌ文化の形成と特徴
1 時代区分論
2 アイヌ文化の形成過程
3 中世的世界の形成とアイヌ文化の成立
4 擦文人のサハリン進出とアイヌ文化の形成
第5章 和人の進出とアイヌ文化の変容
1 道南の戦国的世界とアイヌ社会
2 松前藩の成立とアイヌ社会の再編
3 蝦夷地の幕領化とアイヌ文化の変容
第6章 本州アイヌと樺太アイヌ
1 本州アイヌの考古学的痕跡
2 樺太アイヌとサハリン出土の日本製品
第7章 アイヌ考古学の展望
出版社からのコメント
アイヌ考古学研究の最前線を紹介!