経験の社会学
- A5判
- 304頁
- 2800円+税
- ISBN 978-4-7877-1010-9
- 2011発行
- [ 在庫あり ]
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紹介文
フランスの代表的社会学者アラン・トゥレーヌの後継者、フランソワ・デュベの理論的主著。都市・若者暴動などの調査に基づいて、従来の社会理論を総合的に捉え直し、それを乗り越えるために提起された問題作。
〈社会的排除〉 と〈社会の解体〉を生きる、われわれの経験と主体性をリアルに描き出す。
目次
序論
第1章 行為者はシステムである
古典的社会学/社会的行為者は個人である/社会の概念
第2章 古典的モデルの変容
社会という観念の危機/個人の批判/行為のいくつかのパラダイム
第3章 社会的経験と行為
社会的経験/行為の諸論理
第4章 社会的経験からシステムへ
行為からシステムへ/炸裂した階級の行為/学校とは制度か?
第5章 行為者のワーク
分割された行為者/経験と排除/学校的経験/高校生たちと大学生たち/炸裂した社会運動
第6章 社会学者と行為者の間
不可能な切断と本当らしさ/組織立った討論/行為者たちと社会学者たち
結論
行為から経験へ/経験の社会学とは社会学の実践である/社会的経験と民主主義