子育て支援の社会学

子育て支援の社会学

社会化のジレンマと家族の変容

  • 松木 洋人/著
  • 四六判上製
  • 276頁
  • 2500円+税
  • ISBN 978-4-7877-1314-8
  • 2013発行
  • [ 在庫あり ]
  • 書店サイトへ

紹介文

家族が育てるべきなのか?
社会全体が担うべきなのか?

「育児の社会化」は今後どうなっていくのか? 子育て支援の現実とそのジレンマ、家族と子育て観の変容を、支援施設スタッフや保育ママなど支援者へのインタビューを通して、社会学的視点から捉える。

目次

序 章 本書の目的と構成

第1章 子育て支援の論理と現代家族の変容

第2章 家族規範の用法と家族変動

第3章 インタビュー調査の概要 ─子育て支援の三類型

第4章 施設型支援者の語りと「保育ママ」の語り

第5章 「保育ママ」の語り ─家庭性と専門性の間で

第6章 ひろば型支援者の語り ─当事者性と専門性をめぐって

終 章 子育て支援と現代家族

著者紹介

松木 洋人(マツキ・ヒロト)

1978年生まれ、兵庫県出身、博士(社会学)慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程を単位取得退学後、早稲田大学人間科学学術院助手、東京福祉大学短期大学部専任講師を経て、現在、大阪市立大学大学院生活科学研究科准教授。
専門は家族社会学
主な著書 『入門家族社会学』(共編)、『子育て支援の社会学─社会化のジレンマと家族の変容』(以上、新泉社)、共著書に『現代日本の社会意識──家族・子ども・ジェンダー』(慶應義塾大出版会、2005年)、『社会のなかの子どもと保育者』(創成社、2011年)、共訳書にK. F. パンチ『社会調査入門──量的調査と質的調査の活用』(慶應義塾大出版会、2005年)など