教えてデュベ先生、社会学はいったい何の役に立つのですか?
- 四六判上製
- 272頁
- 2000円+税
- ISBN 978-4-7877-1408-4
- 2014発行
- [ 在庫あり ]
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紹介文
社会学は役に立つ? 立たない?
「社会」という名称を真正面から掲げる学問である社会学。では、本当に社会の役に立っているのか?
社会暴動や若者問題で著名なフランスの社会学者が、政治や評論とのちがい、社会的不公正にどう向きあっているか等を痛快に語る異色の入門書。
著者みずからの経験を振り返って、単なる評論家でもなく政府の御用学者でもなく、本当に社会を批判的にとらえる立ち位置とは何か、個人と社会の構造のどちらに重点をおいて社会を見るのか、など社会学の基本的な問題点を「ぶっちゃけ」語る。
目次
1 「役に立つ」とはどういうことか
2 社会学への疑いの目と社会学の弱さ
3 何が良い社会学か
4 批評家でもなく御用学者でもなく
5 本当の批判とは
6 個人と社会はどう関係しているのか
7 社会的正義と社会的不公正
8 社会学者は誰と向きあっているのか
9 私が歩んできた道
10 社会学者と研究対象との関係
11 社会学に興味をもつ学生たちへ