大同類聚方 普及版 全訳精解 第1巻
用薬部1
- A5判上製
- 5000円+税
- ISBN 978-4-7877-9204-4
- 1992発行
- [ 品切中 ]
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紹介文
日本文化史・博物誌の宝庫『大同類聚方』は平安時代のはじめ、全国の神社や豪族などに伝わる医薬と処方を、勅命によって集大成した空前絶後の文献です。明治時代に偽書説により封印され、以来、謎に包まれて歴史の闇に塗り込められていました。本書は全百巻を異本も含めて校合、原文を掲載して解読し、詳細な解説を付し全文を訳しています。その解説は、『医心方』や『中薬大辞典』の訳出を土台に、医書・本草書はもちろん、和漢の史書・記紀・万葉・王朝女流文学ほか、伝承・民俗行事の記述を紹介しながら、所伝のルーツを明らかにするなど独自なものです。したがって、単に医薬関係者のみならず、史学、古典文学、民俗学、文化人類学、動植物・鉱物の研究家、作家など、さまざまな分野で活動する皆様に資すること大なるものがあります。本書は、1985年、平凡社より刊行されましたが、すでに絶版になっており復刊が望まれていましたが、研究者や一般読者の便をはかり、普及版として刊行いたしました。
目次
第1巻・用薬部1 山草部/原野草部/藤蔓草木部/木類部