縄文の里山と縄文人の暮らしを復元する
縄文里山づくり
御所野遺跡の縄文体験
- A5判
- 96頁
- 1600円+税
- ISBN 978-4-7877-2106-8
- 2021.07.26発行
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紹介文
縄文時代に800年つづいたムラであることがわかった岩手県の御所野遺跡にて、縄文時代の森や川、住居や四季の狩猟採集活動を復元する試みがおこなわれている。どんな家を建てたのか、何を食べていたのか、どんな衣類を着ていたのか、体験から縄文がみえてくる。
目次
01 縄文里山の四季 春
02 縄文里山の四季 夏
03 縄文里山の四季 秋
04 縄文里山の四季 冬
05 縄文里山とは
[図版頁]縄文里山の復元計画
06 土に残る記録
[図版頁]自然環境をどう解明するか
07 木を育てる
[図版頁]縄文の森づくり
08 住居をつくった木は
[図版頁]竪穴建物から出土した木
09 なぜ建物にクリを使ったのか
[図版頁]クリの木を伐る
10 土屋根の竪穴建物
[図版頁]竪穴建物の復元
11 縄をつくる
[図版頁]縄文時代の縄づくり復元
12 薪はナラ材
[図版頁]薪の燃焼実験
13 御所野の粘土で土器をつくる
[図版頁]土器づくり
14 縄文人の植物利用
[図版頁]出土した種実を調べる
15 木の実を採る
[図版頁]トチノキの実のアク抜き実験
16 ウルシの木を育てて使う
[図版頁]漆搔き
17 スズタケでカゴを編む
[図版頁]縄文人の竹細工と現代の竹細工
18 サルナシで編む
[図版頁]一戸町面岸の箕づくり
19 縄文里山づくりで見えてきたこと
[図版頁]御所野縄文里山カレンダー
20 持続する取り組み
[図版頁]御所野遺跡をささえる地域の活動
出版社からのコメント
トチノキの実をアク抜きして粉にしたり、蔓から縄をつくったり、木を伐採して材木や薪にしたりと、縄文人の四季はけっこう忙しそうです。