シリーズ「遺跡を学ぶ」112
平城京を飾った瓦・奈良山瓦窯群
- A5判
- 96頁
- 1600円+税
- ISBN 978-4-7877-1632-3
- 2016発行
- [ 在庫あり ]
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紹介文
復元大極殿がそびえる特別史跡平城宮跡の北、奈良県と京都府の境を東西にのびる奈良山丘陵には、平城京遷都以降、多くの瓦窯(がよう)がつくられ、宮殿や貴族の邸宅、興福寺・東大寺などの寺院の瓦をさかんに生産した。各窯の発掘調査から、瓦工房の実態を明らかにする。
目次
第1章 長屋王邸の瓦発見
1 謎の蓮華文様を求めて
2 長屋王邸を飾った瓦
3 平城京遷都と瓦
第2章 古代瓦の見方と平城宮の瓦
1 本瓦葺きと古代瓦
2 軒丸瓦と軒平瓦
3 平城宮の軒瓦の時期区分
第3章 奈良山瓦窯群の展開
1 なぜ奈良山丘陵に
2 平城宮造営にかかわる中山瓦窯
3 平城宮の瓦を維持した官窯
4 平城還都の宮を飾った瓦窯
5 「京」に瓦を供給した瓦窯
6 寺院の瓦をつくった瓦窯
第4章 瓦工房の復元
1 上人ヶ平瓦工房の発見
2 鹿背山瓦窯の発見
3 瓦工房の生産工程を復元する
第5章 地方への波及と瓦工人