シリーズ「遺跡を学ぶ」111
日本海を望む「倭の国邑」・妻木晩田遺跡
- A5判
- 96頁
- 1600円+税
- ISBN 978-4-7877-1631-6
- 2016発行
- [ 在庫あり ]
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紹介文
「魏志倭人伝」冒頭の一節「倭人は帯方の東南大海の中にあり、山島によりて国邑(こくゆう=大きな村)をなす」を彷彿とさせる大集落が、鳥取県西部の霊峰・大山のふもとで発見された。弥生時代後期~終末期に日本海を望む丘に繁栄した「妻木晩田(むきばんだ)村」にせまる。
目次
第1章 よみがえる倭の国邑
1 日本海を望む弥生の大集落
2 妻木晩田遺跡の歴史的環境
3 妻木晩田遺跡の発見
4 「妻木晩田」村三〇〇年の盛衰
第2章 集落のはじまり
1 平野から丘陵へ
2 集住のはじまり
3 洞ノ原墳丘墓群と環濠
第3章 山陰地方最大規模の集落へ
1 国邑への成長
2 村の中枢となる居住単位
3 仙谷墳丘墓群
4 鉄器の製作と流通
第4章 「妻木晩田」村の終焉
1 集落規模の縮小
2 「妻木晩田」村の中興と松尾頭墳丘墓群
3 「妻木晩田」村の終焉
4 古墳時代の幕開け