シリーズ「遺跡を学ぶ」110
諏訪湖底の狩人たち・曽根遺跡
- A5判
- 96頁
- 1600円+税
- ISBN 978-4-7877-1540-1
- 2016発行
- [ 在庫あり ]
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紹介文
日本列島中央に位置する山国信州のオアシス諏訪湖。その湖底に、精巧に作られた黒や赤の美しい石の矢尻が大量に埋もれていた。この「湖底の謎」に挑戦し、列島始原の人類を追い求めた坪井正五郎、鳥居龍蔵、藤森栄一らの軌跡をたどり、太古の狩人たちの開拓精神に迫る。
目次
第1章 諏訪湖の輝く宝
1 日本列島一美しい石鏃
2 諏訪湖底の謎
第2章 湖底の謎を追った狩人たち
1 橋本福松の発見
2 坪井正五郎と曽根論争
3 考古学に目覚める地域住民
4 科学の眼で曽根に迫る
5 高校生戸沢充則の成果
6 藤森栄一の徹底研究
第3章 曽根遺跡を探究する
1 ふたたび曽根へ
2 みえぬ湖底の生活の跡
3 曽根の暮らしは旧石器時代から
4 縄文時代草創期の単純な土器
5 美しく、大量の石鏃
6 掻器という石器の背景
7 曽根を語る貴重な石器
第4章 曽根に生きた太古の狩人
1 狩人の暮らした諏訪湖畔の謎
2 縄文時代草創期の暮らしぶり
3 日本列島一美しい石鏃の意味
第5章 曽根遺跡の保存と未来
1 諏訪湖の開発と保存運動
2 曽根遺跡発見一〇〇年、そして未来へ