シリーズ「遺跡を学ぶ」108
北近畿の弥生王墓・大風呂南墳墓
- A5判
- 96頁
- 1600円+税
- ISBN 978-4-7877-1538-8
- 2016発行
- [ 在庫あり ]
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紹介文
丹後半島の付け根、日本三景の一つ天橋立をのぞむ丘陵上の弥生墳墓から、全国的に珍しいライトブルーの輝きを放つガラスの腕輪が出土した。鉄製武器も副葬し大陸とのかかわりがうかがえる“王墓”から、弥生時代の北近畿に生まれいづる「クニ」の姿を追究する。
目次
第1章 蒼きガラスの腕輪
1 天橋立を見下ろす丘陵
2 ライトブルーのガラス釧
第2章 北近畿の「王」の墓
1 大風呂南墳墓の発掘
2 華やかな副葬品
3 被葬者をさぐる
第3章 王墓への道──弥生中期
1 丘陵の上の墳墓
2 集落のなかの墳墓
3 日本海側に広がる方形貼石墓
第4章 王墓の展開──弥生後期
1 弥生王墓の誕生
2 三者三様の墳墓
3 北近畿独自の土器供献儀礼
4 最後の弥生王墓
第5章 東アジアのなかの北近畿
1 中国の歴史書が語る倭のクニグニと北近畿
2 大和王権誕生後の北近畿