シリーズ「遺跡を学ぶ」97
北の自然を生きた縄文人・北黄金貝塚
- A5判
- 96頁
- 1500円+税
- ISBN 978-4-7877-1337-7
- 2014発行
- [ 在庫あり ]
- 書店サイトへ
紹介文
北海道南西部、噴火湾をのぞむ北黄金の丘で、累々と積みかさなったカキ・ホタテ・ハマグリの貝殻とともに、死者を篤く葬った墓やシカの頭骨を祀った儀礼の跡がみつかった。環境の変化のなかで多様な食料資源を利用し、自然に祈りを捧げた縄文人のこころに迫る。
目次
第1章 縄文の風吹く丘
1 噴火湾と北黄金
2 縄文の丘での出会い
3 伊達高校郷土研究部
4 北黄金貝塚の発掘
第2章 移りゆく貝塚を追う
1 縄文海進と海退
2 自然とともに生きる
第3章 縄文人のこころに迫る
1 なぜ貝塚に墓があるのか
2 人骨が語るもの
3 動物儀礼
4 水場の祭祀
第4章 縄文人の暮らしに迫る
1 縄文人の食卓
2 祭亜と贈り合い
3 小さな集落
第5章 北黄金貝塚のこれから
1 市民参加の公園
2 市民学としての考古学