シリーズ「遺跡を学ぶ」94
筑紫君磐井と「磐井の乱」・岩戸山古墳
- A5判
- 96頁
- 1500円+税
- ISBN 978-4-7877-1334-6
- 2014発行
- [ 在庫あり ]
- 書店サイトへ
紹介文
古墳時代最大の内乱「磐井(いわい)の乱」の当事者、筑紫君磐井の墓である岩戸山古墳は、武人・力士・馬などをかたどった多くの石製品で飾られていることでも有名だ。北部九州から朝鮮半島の古墳も視野に入れ、継体王権と磐井の関係、磐井の乱の実像にせまる。
目次
第1章 筑紫君磐井の墓
1 奈良時代の史書に記録された古墳
2 磐井墓探しの歴史
第2章 岩戸山古墳の実像
1 南筑後の古墳と岩戸山古墳
2 八女の首長墓系列
3 北部九州最大の岩戸山古墳
第3章 石製表飾の語るもの
1 石製表飾と石人石馬
2 甲冑形石製品の盛行
3 多様な石製品の登場
4 岩戸山古墳の石製表飾
5 岩戸山古墳以後の石製表飾
第4章 敵か味方か? 磐井と継体
1 文献にみる「磐井の乱」
2 有明首長連合の形成と衰退
3 九州勢力の再結集─継体王権との連携
第5章 朝鮮半島情勢と「磐井の乱」
1 朝鮮半島の倭系古墳
2 「磐井の乱」の要因
第6章 律令国家への道
1 九州諸勢力の動向
2 ミヤケの設置