中国古典「易経」の超入門書
超訳 易経 陰
坤為地ほか
- 四六判
- 348頁
- 2000円+税
- ISBN 978-4-7877-2018-4
- 2020.10.02発行
- [ 在庫あり ]
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紹介文
中国最古の思想哲学の書として、西洋哲学にも大きな影響を与えてきた「易経」。その中から陰の卦(か)の代表である「坤為地(こんいち)」を中心に17の卦(か)を取り上げて、やさしく解説した超入門書です。『超訳 易経 陽―乾為天(けんいてん)―』(新泉社)とセットで読むことで、易経の理解がより深まります。
先行きの見えない混沌とした世の中を生き抜くためには、どのように行動し対処すればいいか。易経には、その具体的な解決法、処世術が書かれています。
中国古典の四書五経のトップに挙げられる経書「易経」は、「自然の循環はもとより、人間社会も栄枯盛衰をくりかえし、久しく永続していく」と説く、まさにSDGsな考えにもとづく実践哲学の書なのです。
みんなの易経として多くの読者に愛されてきた『超訳・易経 自分らしく生きるためのヒント』(角川SSC新書)の増補改訂版です。
栗山英樹氏推薦!
出版社からのコメント
“みんなの易経”として多くの読者に愛されながら、長らく絶版状態になっていた『超訳・易経 自分らしく生きるためのヒント』(角川SSC新書)がよみがえりました。今回の増補改訂版では、さらに2章(第6章、第7章)分を加筆し、卦も8つ追加しました。
『超訳・易経』は、編集作業中に東日本大震災が起こりました。それからまもなく10年。今度はコロナ禍が世界中を襲っています。易経の陰の卦を深く解説した本書の刊行には、「よくよく「天雷无妄」に縁がある」と、著者の竹村亞希子さんも本書の「まえがき」で書かれています。けれども、「易は窮まれば変ず、変ずれば通ず、通ずれば久し」という通り、社会は必ず循環していくものです。いまこそ、SDGs(持続可能性)的な考えがたっぷり詰まった易経を学んでみませんか? つらい時代を生き抜くためのヒントが見つかるかもしれません。