シリーズ「遺跡を学ぶ」78
信州の縄文早期の世界・栃原岩陰遺跡
- A5判
- 96頁
- 1500円+税
- ISBN 978-4-7877-1048-2
- 2011発行
- [ 在庫あり ]
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紹介文
長野県の東端、北相木村の山間を流れる川の岩陰で、いまから一万年以上前、縄文早期はじめに縄文人が生活していた跡がみつかった。彼らが使用した土器・石器、精巧な縫い針・釣針、海で採れた貝の装飾品、保存状態の良い人骨などから当時の暮らしぶりを再現する。
目次
第1章 太古の人類を求めて
1 岩陰に太古の人類をさがす
2 どのようにして岩陰はできたか
第2章 分厚い生活の痕跡を掘る
1 生活の跡はどの深さに
2 遺跡はどこまで広がる
3 多方面の分析で追究
第3章 縄文早期はじめの生活を追う
1 いつやって来たのか
2 豊富な食料
3 精巧な道具
4 火を焚く
5 移動する生活
6 縄文のアクセサリー
7 岩陰生活の悲劇
第4章 変化する生活をさぐる
1 変わる出土遺物
2 岩陰に埋葬された縄文人
3 岩陰に腰を落ち着ける
4 早期縄文人が歩いた地
第5章 その後、栃原岩陰は
1 縄文集落の出現と岩陰
2 山住みの民を求めて