シリーズ「遺跡を学ぶ」77
よみがえる大王墓・今城塚古墳
- A5判
- 96頁
- 1500円+税
- ISBN 978-4-7877-1047-5
- 2011発行
- [ 在庫あり ]
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紹介文
真の継体天皇陵とされる大阪府高槻市の今城塚(いましろづか)古墳。長年の調査によって、大王墓にふさわしいみごとな遺構がつぎつぎと発見された。とくに堤の張出から出土した精巧な形象埴輪群は、日本の兵馬俑ともいわれる。この埴輪群の意味を解読し、大王墓の実像を追究する。
目次
第1章 今城塚古墳の変貌
1 巨大古墳のロングラン調査
2 想定外の伏見地震禍
3 いまひとつの墳丘破壊
第2章 摂津と三島古墳群
1 摂津のなかの三島
2 三島古墳群
第3章 今城塚古墳の実像
1 今城塚古墳築造の経過
2 今城塚古墳の仕様
3 墳丘内の特段の施設
4 埋葬施設の状況
第4章 殯宮儀礼をうつす埴輪祭祀場
1 日本の兵馬俑
2 埴輪祭祀場の読み解き
第5章 継体大王と今城塚古墳
1 継体陵論と今城塚古墳
2 新池遺跡と埴廬
3 汎淀川流域と継体大王
4 淀川の筑紫津
5 継体大王と「癸未年」銘鏡
第6章 考古資料が語る継体王権の基盤