シリーズ「遺跡を学ぶ」63
東国大豪族の威勢・大室古墳群 〔群馬〕
- A5判
- 96頁
- 1500円+税
- ISBN 978-4-7877-1033-8
- 2009発行
- [ 在庫あり ]
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紹介文
六世紀、赤城山南麓に三代にわたって大型前方後円墳がつくられた。墳丘には埴輪が立ち並び、白石を敷き詰め赤く塗られた石室には多くの副葬品がおさめられた。小像のついた筒形器台は、朝鮮半島とのつながりを物語る。この大型古墳から東国豪族の勢力を追究する。
目次
第1章 開かれた奥津城
1 上野地域の古墳群
2 開口された奥津城
3 英国外交官アーネスト・サトウの調査
4 第二次調査
第2章 最初につくられた前二子古墳
1 円筒埴輪の立ち並ぶ大古墳
2 黄泉の国に通じる横穴式石室
3 朝鮮半島とつながる副葬品
4 石室はどのようにつくられたのか
第3章 豪族の栄華を語る中二子古墳
1 大室古墳群最大の古墳
2 三〇〇〇本の埴輪
3 埴輪はどこでつくられたのか
4 石室はどこに
第4章 巧みな石室づくりの後二子古墳
1 広いテラスと小さい墳丘
2 墓道のある横穴式石室
3 葬られたのは女性
4 円筒埴輪についた二つの動物像
第5章 埴輪が林立する小二子古墳
1 特色ある平面形の小型前方後円墳
2 後二子古墳と共通する墓前祭祀
3 林立する形象埴輪群
第6章 上野地域の豪族
1 大室古墳群と周辺遺跡
2 大室古墳群をつくった豪族