シリーズ「遺跡を学ぶ」62
縄文の漆の里・下宅部遺跡
- A5判
- 96頁
- 1500円+税
- ISBN 978-4-7877-1032-1
- 2009発行
- [ 在庫あり ]
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紹介文
東京都郊外、狭山丘陵の谷間から、縄文時代の水場の跡がみつかった。大量の木材とともに出土したのは、目にも鮮やかな朱の漆を塗った弓、杓子、匙などの美しい工芸品である。縄文人はどのようにして漆細工を極めたのか、漆の採取と巧みな使用法を明らかにする。
目次
第1章 水の恵み
1 思いがけない発掘
2 水辺の遺跡
第2章 ぞくぞくと出土した木製品
1 縄文時代の作業場
2 適材適所─用材の妙
3 水辺の食料加工作業
4 丘陵から消えた植物
第3章 漆の里
1 縄文時代の「漆掻き」
2 漆工作業の道具
3 もう一つの漆の顔
4 漆塗りの弓と狩猟儀礼
5 集落はどこに
第4章 中世までつづく祈りの場
1 埋もれてゆく川
2 再び祭祀場として