シリーズ「遺跡を学ぶ」59
武蔵野に残る旧石器人の足跡・砂川遺跡
- A5判
- 96頁
- 1500円+税
- ISBN 978-4-7877-0939-4
- 2009発行
- [ 在庫あり ]
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紹介文
一九六五年、埼玉県所沢市の西南端、狭山丘陵裾野の畑で一つのナイフ形石器がみつかった。そこからはじまる綿密な発掘と丹念な石器の接合作業が、ついに二万年前の人びとの日常の一こまを浮かび上がらせた。旧石器人の足跡を明らかにした遺跡発掘のドラマを追う。
目次
第1章 二万年前の日常をさぐる原点
1 小さな遺跡の大きな意義
2 ゴボウ畑のナイフ形石器
3 二万年前の生活の跡
第2章 石器からわかる人の動き
1 石器の編年研究から生活・社会の復元へ
2 復元された石器づくり
3 遺跡のなかの人の動き
第3章 二万年前のムラ
1 月見野遺跡群と野川遺跡
2 砂川遺跡のムラのすがた
3 計画的な生活を営む人びと
第4章 旧石器時代の武蔵野台地
1 赤土の畑に遺跡を追う
2 砂川遺跡は川辺のムラか?
3 武蔵野台地の地形と環境
第5章 砂川遺跡に暮らした人びと
1 砂川遺跡の時代
2 石器づくりからみた地域
3 二万年前の人びとの暮らし
第6章 次代へとつづく調査と研究