シリーズ「遺跡を学ぶ」52
鎮護国家の大伽藍・武蔵国分寺
- A5判
- 96頁
- 1500円+税
- ISBN 978-4-7877-0932-5
- 2008発行
- [ 在庫あり ]
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紹介文
奈良時代の中頃、天然痘の流行、飢饉、藤原広嗣の乱など王権の危機に直面した聖武天皇は、各国に国分寺の建立を命じた。そして都からはるか遠く離れた武蔵国に、諸国の国分寺のなかでも最大の規模をほこる僧寺・尼寺が造営された。大伽藍の威容とその変遷を語る。
目次
第1章 「国華にふさわしい好処」に建つ
1 曠遠(こうえん)なる国の国分寺
2 国分寺造営の背景
第2章 江戸時代に始まる探究
1 江戸時代の地誌ブーム
2 科学的調査の出発点
第3章 武蔵国分寺を掘る
1 発掘調査が始まる
2 大伽藍の範囲
3 尼寺跡の調査
4 東山道武蔵路
第4章 大伽藍の威容とその変遷
1 寺跡の構造
2 武蔵国分寺の変遷
3 武蔵国分寺の規模
4 付属諸院
5 武蔵国分寺の古瓦
第5章 歴史のまち国分寺
1 歴史公園
2 僧寺跡の保存整備