シリーズ「遺跡を学ぶ」49
ヤマトの王墓・桜井茶臼山古墳・メスリ山古墳
- A5判
- 96頁
- 1500円+税
- ISBN 978-4-7877-0839-7
- 2008発行
- [ 在庫あり ]
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紹介文
奈良盆地の東南・磐余(いわれ)の地に、東へと向かう道を見すえるように築かれた桜井茶臼山古墳。つづいてその南方には墳頂部に巨大な埴輪を立て並べたメスリ山古墳が築かれる。大王墓とよぶにふさわしいこの二つの古墳は、初期ヤマト王権にどのように関わり、箸墓とどうつながるのか。副葬された品々から背景をさぐる。
目次
第1章 二つの王墓
1 日本最大の埴輪
2 戦後まもなくの大型古墳の調査
3 盆地東南部に集中する前期の大型古墳
第2章 王墓、桜井茶臼山古墳
1 丘陵を切断してつくられた古墳
2 赤く塗られた石室
3 大王墓にふさわしい副葬品
第3章 巨大埴輪のメスリ山古墳
1 副室をもつ古墳
2 巨大埴輪の樹立
3 主室におさめられた副葬品
4 盗難されなかった副室
第4章 二つの古墳の背景をさぐる
1 箸墓とは異なる構造の墳丘
2 副葬品からみた初期ヤマト王権の性格
第5章 古代の磐余と初期ヤマト王権
1 古代の磐余
2 桜井茶臼山古墳の選地
3 磐余の王墓の性格