海でつながる倭と中国

海でつながる倭と中国

邪馬台国の周辺世界

  • 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館/編
  • A5判
  • 272頁
  • 2500円+税
  • ISBN 978-4-7877-1309-4
  • 2013発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

古代東アジアの動乱の時代に、邪馬台国とその周辺世界には何がおこっていたのか。考古学から読み解く『三国志』の時代!
森浩一の『魏志』倭人伝講義を収録する。

橿原考古学研究所附属博物館が開催したシンポジウム「海でつながる倭と中国」と3回の研究講座を書籍化。森浩一さんの最後の講義となった「倭人伝を丁寧に読むことから」および伊都国の最近の発掘成果、朝鮮半島における辰韓・弁韓の情勢など邪馬台国とその周辺世界を再検討する。

目次

はじめに

海でつながる倭と中国

〈講義〉 倭人伝を丁寧に読むことから ●森 浩一

〈シンポジウム〉 海でつながる倭と中国 ●森 浩一/杉本憲司/蘇 哲/菅谷文則/天野幸弘(司会)



『三国志』の時代

忘れてはならない呉鏡 ●今尾文昭
曹操墓の発見 ●徐光輝
辰韓・弁韓の対外交渉 ●井上主税
考古資料からみた海外交渉 ●坂 靖
伊都国の王と有力者たち ●岡部裕俊
金属器生産技術の変化 ●北井利幸
イレズミからみえてくる邪馬台国 ●設楽博己

著者紹介

奈良県立橿原考古学研究所附属博物館(ナラケンリツカシハラコウコガクケンキュウジョフゾクハクブツカン)

奈良県橿原市に所在。奈良県立橿原考古学研究所が調査した県内遺跡出土の資料を中心に展示。