「陵墓」を考える

「陵墓」を考える

陵墓公開運動の30年

  • 「陵墓限定公開」30周年記念シンポジウム実行委員会/編
  • A5判
  • 320頁
  • 2800円+税
  • ISBN 978-4-7877-1209-7
  • 2012発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

巨大古墳の真実とは何か。
百舌鳥古墳群・古市古墳群の世界文化遺産登録への課題とは。陵墓公開を求める研究者たちが実態追究の成果を報告する。

目次

1 佐紀陵山古墳・伏見城の立入り報告
 陵墓公開を求めて三〇年  宮川すすむ
 佐紀陵山古墳の立入り報告  岸本直文
  伏見城跡(桃山陵墓地)の立入り調査  山田邦和
  陵墓公開運動のこれから  後藤真
  討論1

2「陵墓」を考える
  陵墓公開運動三〇年の歩みと展望  茂木雅博
  陵墓の近代と「国史」像  高木博志
  教科書のなかの陵墓  谷口榮
  埋蔵文化財行政と宮内庁陵墓  今尾文昭
  記念物指定制度と陵墓制度  大久保徹也
  討論2

著者紹介

「陵墓限定公開」30周年記念シンポジウム実行委員会(リョウボゲンテイコウカイサンジュッシュウネンキネンシンポジウムジッコウイインカイ)

宮川すすむ(みやかわ・すすむ)  奈良県立橿原考古学研究所共同研究員、文化財保存全国協議会岸本直文(きしもと・なおふみ) 大阪市立大学大学院文学研究科准教授、大阪歴史学会
山田邦和(やまだ・くにかず)  同志社女子大学現代社会学部社会システム学科教授、古代学協会
後藤 真(ごとう・まこと)   花園大学文学部文化遺産学科専任講師、日本史研究会
茂木雅博(もぎ・まさひろ)   土浦市立博物館館長、日本考古学協会
高木博志(たかぎ・ひろし)   京都大学人文科学研究所教授、日本史研究会
谷口 榮(たにぐち・さかえ)  葛飾区郷土と天文の博物館学芸員、地方史研究協議会
今尾文昭(いまお・ふみあき)  奈良県立橿原考古学研究所附属博物館学芸課長、古代学研究会
大久保徹也(おおくぼ・てつや)  徳島文理大学文学部文化財学科教授、考古学研究会
森岡秀人(もりおか・ひでと)  兵庫県芦屋市教育委員会 学芸員、歴史科学協議会
福島幸宏(ふくしま・ゆきひろ) 京都府立総合資料館、日本歴史学協会
坂  靖(ばん・やすし)    奈良県立橿原考古学研究所附属博物館総括学芸員、古代学研究会
松尾信裕(まつお・のぶひろ)  大阪城天守閣館長、日本歴史学協会
仁木 宏(にき・ひろし)    大阪市立大学大学院文学研究科教授、大阪歴史学会
丸山 理(まるやま・おさむ)  神奈川県立湘南高等学校 総括教諭、歴史学研究会
瀬畑 源(せばた・はじめ)   一橋大学大学院社会学研究科特任講師、歴史学研究会
宮瀧交二(みやたき・こうじ)  大東文化大学文学部准教授、歴史科学協議会