天皇陵の解明
閉ざされた「陵墓」古墳
- A5判上製
- 224頁
- 2800円+税
- ISBN 978-4-7877-0911-0
- 2009発行
- [ 在庫あり ]
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紹介文
日本の古代国家形成解明の鍵をにぎる巨大古墳。その多くは天皇陵に指定され、研究者といえども立ち入ることはできない。この「陵墓」古墳をさまざまな角度から追究、天皇陵や陵墓参考地の実像を明らかにする。
目次
第1章 天皇陵と古墳
1 「陵墓」古墳
2 陵墓古墳の名称
3 陵墓古墳の考古学的検討
4 天皇陵などの管理の実態
第2章 天皇陵はどのように決められたのか
1 神武天皇陵の修築とねつ造
2 神代三代の陵の決定
3 欽定憲法と全天皇陵の決定
4 近・現代の天皇陵は、なぜ上円下方墳か
第3章 陵墓参考地の検討
1 陵墓参考地とは何か
2 陵墓参考地の考古学的検討
(1)陵墓参考地の分類
(2)男狭穂塚・女狭穂塚の調査
(3)雲部車塚古墳
(4)見瀬丸山古墳
第4章 陪塚の検討
1 陪塚とは何か
2 指定陪塚の考古学的検討
(1)陪塚にされた大王墳級の古墳
(2)主墳と年代の異なる陪塚
(3)除外されている真の陪塚
第5章 考古学の社会的役割と陵墓古墳の公開
1「陵墓」古墳の基本問題
2 宮内庁との交渉・話し合い
3 宮内庁所蔵品の公開展示
4 陵墓古墳の限定公開
5 シンポジウム・見学会・学習会
6 今後に向けて
7 元号法制化と教科書問題
附 『帝陵発掘一件』の考古学的検討
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