歴博フォーラム
ここまでわかった! 縄文人の植物利用
- A5判
- 228頁
- 2500円+税
- ISBN 978-4-7877-1317-9
- 2014.01.06発行
- [ 在庫あり ]
- 書店サイトへ
紹介文
高度な植物利用の知識と技術が見えてきた
マメ類を栽培し、クリ林やウルシ林を育てる…… 狩猟採集生活をおくっていたとされる縄文人が、想像以上に植物の生育環境に積極的に働きかけ、貴重な資源を管理・利用していた。「植物考古学」の最新成果をカラー写真・図版で紹介する。
目次
1 「人と植物の関わりの文化史」をもっと知ろう!(工藤雄一郎)
2 縄文人の植物利用─新しい研究法からみえてきたこと─(佐々木由香)
【コラム1 かごや縄の素材はなに?─植物珪酸体で調べる─(米田恭子・ 佐々木由香)】
【コラム2 植物繊維の見分け方(小林和貴)】
3 縄文人は森をどのように利用したのか(能城修一)
4 マメを育てた縄文人(小畑弘己)
【コラム3 イネを食べなかった縄文コクゾウムシ(小畑弘己)】
【コラム4 土器づくりの敷物は?(真邉彩)】
5 縄文人がウルシに出会ったのはいつ?(鈴木三男)
【コラム5 植物の年代をはかる(坂本稔)】
【コラム6 縄文土器のおこげの正体は?(工藤雄一郎)】
6 適材適所の縄文人─下宅部遺跡─(千葉敏朗)
7 下宅部遺跡の漆関係資料からわかること(永嶋正春)
【コラム7 たねが語る人の暮らし(百原新)】
【コラム8 果実でウルシが見分けられるか(吉川純子)】
8 縄文人と植物との関わり─花粉からわかったこと─(吉川昌伸)
【コラム9 アサを育てる・使う(篠﨑茂雄)】
【コラム10 デンプンからわかる食べ物(渋谷綾子)】
9 イネと出会った縄文人─縄文時代から弥生時代へ─(那須浩郎)
【付録 「くらしの植物苑」に行こう!(工藤雄一郎・山村聡)】