森浩一著作集5
天皇陵への疑惑
- 四六判上製
- 346頁
- 2800円+税
- ISBN 978-4-7877-1525-8
- 2016発行
- [ 在庫あり ]
- 書店サイトへ
紹介文
天皇陵となっている巨大古墳には、本当にその天皇が葬られているのか。陵墓を遺跡名でよぶことを提唱し、実践した森浩一の思索をたどる。 また戦後、古墳が次々と破壊されるのを目の当たりにし、開発と遺跡の保存の問題に向き合った論考を収める。森浩一著作集、全5巻完結。
目次
【天皇陵への疑惑】
天皇陵への疑惑
遺跡命名法と天皇陵古墳
天皇陵古墳の考古学的名称の対置私案
考古学と天皇陵
見瀬丸山古墳と二つの石棺
【形象埴輪の文化史】
形象埴輪の出土状態の再検討
井辺八幡山古墳出土形象埴輪の考察
形象埴輪についての雑考
【遺跡の保存】
全国の古墳は保存されているか―いたすけ古墳問題に関連してー
遺跡の保存をめぐって
考古学は町人の学問だ
魂を失う考古学界
現代都市と都市遺跡・京都
苦難のなかから生まれた都市の考古学
解題
著作目録
年譜
あとがきにかえて
総索引