考古学の道標
考古学者・戸沢充則の軌跡
- A5判上製
- 336頁
- 3800円+税
- ISBN 978-4-7877-1413-8
- 2014発行
- [ 在庫あり ]
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紹介文
今まで目に触れることが少なかった高校生・大学生のときの論考、地方史誌に発表した論文、新聞掲載のエッセイ、自筆メモなどを収載。端的に書かれた戸沢考古学のエッセンスは、これからの考古学の進むべき道を指し示している。
目次
【第1部 論考】
I 1948-1956
曽根遺跡研究
岡谷市下り林遺跡の早期縄文式土器
諏訪湖周辺の中期初頭縄文式遺跡
─諸磯文化期における漁撈集落と狩撈集落─
小さな主題 ─中期初頭縄文式文化の一断面─
学史勉強会「近代科学と日本考古学」
“団体研究”ということ
日本旧石器時代展─実施の経過と展示内容の報告─
II 1965-1978
先土器時代における石器群研究の方法
蔭の主役たち─岩宿発掘までの間に─
『長野県上ノ平の尖頭器石器文化』について
考古学における『地域研究』の方法・序説
─藤森栄一の仕事を通して─
藤森考古学の現代的意義
─通念に縛られた学問観の変革を求めて─
III 1989-2012
開発優先の発掘調査に反対し日本考古学の自主的発展を
堅持するための声明(案)
古代漂流
一〇〇人が語る、私の“昭和天皇独白録”
藤森栄一著『古道』「解説」
平出発掘から五〇年、平出を活かす二一世紀
信州最古の旧石器を観る
考古学変革の新しい契機
文献解題
【第2部 年譜・業績目録】
I 著作目録
II 講演一覧
III 年譜