月見野の発掘
先土器時代研究の転換点
- B5判上製
- 224頁
- 5000円+税
- ISBN 978-4-7877-0904-2
- 2009発行
- [ 在庫あり ]
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紹介文
旧石器時代研究で「月見野・以前/以後」とよく言われるように、神奈川県・月見野遺跡の発掘は研究の大きな画期となったが、まだ報告書は公刊されておらず、多くの研究者が待ち望んでいる。今年発掘から40周年を機に、今までの概報と、月見野遺跡を対象とした研究論文十数編を一冊に収録する。
目次
1 月見野遺跡群発掘の記録
1 概報・月見野遺跡群(明治大学考古学研究室月見野遺跡群調査団)
2 写真構成ー月見野の発掘(島田和高)
2 先土器時代の文化と社会を追う
1 月見野・野川以前と以後(戸沢充則)
2 先土器時代の石器群とその編年(鈴木次郎・矢島國雄)
3 先土器時代の遺跡群と集団(小野正敏)
4 先土器時代論(戸沢充則)
5 神奈川県・月見野遺跡群 (安蒜政雄・戸沢充則)
6 先土器時代における遺跡の群集的な成り立ちと遺跡群の構造(安蒜政雄)
7 先土器時代の地域史を復元する(矢島國雄)
8 先土器時代文化2003 相模野平成篇(織笠昭)
3 月見野発掘後の40年
1 日本先土器時代研究の視点(戸沢充則)
2 先土器時代研究の到達点と保存の意義(戸沢充則)
3 石槍文化研究の定点(戸沢充則)
4 岩宿時代とその研究(戸沢充則)
5 インダストリー論とは何だったのか(戸沢充則)