相模野台地の旧石器考古学
- B5判上製
- 296頁
- 9000円+税
- ISBN 978-4-7877-1915-7
- 2019.05.17発行
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紹介文
関東地方の西部に位置する相模野台地は,日本列島の中でも石器群の層位的出土事例に最も恵まれたフィールド。その旧石器時代石器群の層位的出土例から細分された石器群の変遷を基本として,石器石材研究から当時の行動領域などを追究した相模野台地の旧石器考古学研究。
目次
序章 研究の背景と目的
第1節 本書の目的
第2節 関東地方における旧石器時代研究の背景
第Ⅰ章 相模野台地の旧石器編年
第1節 相模野旧石器編年の前提
第2節 相模野台地における石器群の変遷
第3節 相模野旧石器編年の到達点
第Ⅱ章 後期旧石器時代前半期の石器群
第1節 後期旧石器時代開始期の石器群の評価
第2節 相模野台地におけるAT降灰以前の石器群
第Ⅲ章 AT降灰前後の石器群
第1節 最寒冷期の石器群の評価
第2節 AT降灰の石器文化に与えた影響
第Ⅳ章 後期旧石器時代後半期の石器群
第1節 砂川期・月見野期の位置づけと評価
第2節 ナイフ形石器文化の終焉と尖頭器文化の成立
第3節 相模野台地における尖頭器石器群の変遷
第4節 細石刃石器群を中心とした石器群の変遷
第5節 相模野台地における有舌尖頭器および石鏃の出現
第Ⅴ章 石器石材研究と行動領域
第1節 相模野台地の石材構成
第2節 相模野台地におけるAT降灰前後の石器石材
第3節 伊豆柏峠黒曜石原産地遺跡の研究
第4節 相模野台地における黒曜石の利用と変遷
第5節 相模野台地における石器石材の変化と行動領域の位相
終章 結語
参考文献