文化財保存70年の歴史

文化財保存70年の歴史

明日への文化遺産

  • 文化財保存全国協議会/編
  • 392頁
  • 3800円+税
  • ISBN 978-4-7877-1707-8
  • 2017発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

戦後経済発展のもとで、破壊され消滅した遺跡、守り保存された遺跡の貴重な記録。
戦後70年、これまで遺跡がたどってきた歴史を検証し、文化遺産のこれからを考える。

目次

I 文化財保存の現状と課題

II 保存運動の歴史と展望
1 文化財保護法の成立と月の輪古墳
2 戦後復興とイタスケ古墳
3 高度経済成長と平城宮跡
4 住民運動の高揚と池上曽根遺跡
5 文化財訴訟と伊場遺跡
6 高速交通網の整備と裏山遺跡
7 新しい市民運動と田和山遺跡
8 文化的景観と世界遺産
9 大震災後の文化財救援活動と災害遺構の保存
10 戦後70年と戦争遺跡
〈コラム〉登呂遺跡、岩宿遺跡、南堀貝塚、綾羅木郷遺跡、田能遺跡、加曽利貝塚、
摂津加茂遺跡、多摩ニュータウン遺跡群、難波宮跡、青木遺跡、塚原古墳群、
三ツ寺I遺跡、吉野ヶ里遺跡群、鷲城・祗園城跡、鞆の浦、平泉柳之御所遺跡、
神戸港震災メモリアルパーク、木籠メモリアルパーク、原爆ドーム、首里城

III 文化財保存全国協議会の歩み
1 文化財保存全国協議会の結成
2 文化財保存全国協議会の活動記録

■執筆者紹介(掲載順)
小笠原好彦(おがさわら・よしひこ)
滋賀大学名誉教授、文化財保存全国協議会代表委員
橋本博文(はしもと・ひろふみ)
新潟大学人文学部教授、文化財保存全国協議会代表委員
勅使河原 彰(てしがわら・あきら)
文化財保存全国協議会常任委員
鈴木重治(すずき・しげはる)
文化史学会評議員、文化財保存全国協議会常任委員
小菅将夫(こすげ・まさお)
みどり市岩宿博物館館長
宮川 ?(みやかわ・すすむ)
文化財保存全国協議会常任委員
小宮恒雄(こみや・つねお)
元横浜市埋蔵文化財センター調査研究員
中村友博(なかむら・ともひろ)
山口考古学会会長
杉田 義(すぎた・ただし)
奈良県立添上高等学校教諭、文化財保存全国協議会事務局長
石野博信(いしの・ひろのぶ)
兵庫県立考古博物館名誉館長
宍倉昭一郎(ししくら・しょういちろう)
園生貝塚研究会代表
日暮晃一(ひぐらし・こういち)
わくわくどきどき過ごして代表、文化財保存全国協議会常任委員
石部正志(いしべ・まさし)
元宇都宮大学教授、河内飛鳥を守る会会長
森岡秀人(もりおか・ひでと)
古代学研究会代表
澤田秀実(さわだ・ひでみ)
くらしき作陽大学音楽学部准教授、文化財保存全国協議会常任委員
椎名慎太郎(しいな・しんたろう)
山梨学院大学名誉教授
積山 洋(せきやま・ひろし)
(公財)大阪市博物館協会大阪文化財研究所学芸員
清水眞一(しみず・しんいち)
西四国考古学研究所代表
女屋和志雄(おなや・わしお)
元(公財)群馬県埋蔵文化財調査事業団上席専門員
田中義昭(たなか・よしあき)
元島根大学教授
山崎義次(やまさき・よしつぐ)
吉野ヶ里遺跡全面保存会会員
松島隆裕(まつしま・たかひろ)
鷲城・祗園城跡の保存を考える会事務局長、文化財保存全国協議会常任委員
毛利和雄(もうり・かずお)
元NHK解説主幹
岡本純夫(おかもと・すみお)
保命酒屋鞆酒造株式会社代表取締役
入間田宣夫(いるまだ・のぶお)
東北大学名誉教授、一関市博物館館長
菊地芳朗(きくち・よしお)
福島大学教授
筑波匡介(つくば・ただすけ)
(公社)中越防災安全推進機構マネージャー
十菱駿武(じゅうびし・しゅんぶ)
山梨学院大学客員教授、文化財保存全国協議会常任委員
菊池 実(きくち・みのる)
ハルビン師範大学講師、文化財保存全国協議会常任委員
當眞嗣一(とうま・しいち)
沖縄県立博物館元館長、沖縄考古学会会長
木村英祐(きむら・ひでひろ)
新発田中央高等学校教諭、文化財保存全国協議会常任委員
久世仁士(くぜ・ひとし)
文化財保存全国協議会常任委員

著者紹介

文化財保存全国協議会(ブンカザイホゾンゼンコクキョウギカイ)

日本に残されている豊かな文化財を国民共有の財産として、守り、学び、正しく活用して後世に伝えることを目的とする全国団体。1970年結成。考古学・歴史学研究者、教育者、自治体職員、市民、文化財保存団体などで組織。